【2025年最新作】今年配信開始!ほのぼの日常系アニメおすすめ11選

©あfろ/芳文社・アニプレックス・ソワネ アニメ系記事
©あfろ/芳文社・アニプレックス・ソワネ

はじめに

近年は派手なバトルやドラマ性の強いアニメ作品が注目されがちですが、何気ない日常を丁寧に描いたアニメも根強い人気があります。特別な事件が起きるわけではなく、登場人物の会話や生活の一コマに焦点を当てることで、観る人に安心感や癒しを与えてくれるのが「日常系」と呼ばれるジャンルです。

この記事では、2025年アニメの中から、日常系の作品を厳選して取り上げて紹介します。
作品によっては完全に日常だけを描くものもあれば、日常をベースにコメディや青春ドラマといった要素を加えたものもあり、その温度差も魅力のひとつです。
そこで本記事では、わかりやすく以下の2つに分けて整理しました。

  • 日常系:大きな事件や非日常要素は少なく、日々の繰り返しや会話を楽しむタイプ。
  • 日常系+α:日常を基盤にしつつ、コメディやドラマなどのスパイスが加わるタイプ。

なお、この区分はあくまで筆者の視点で分けたものであり、人によって「これは純日常に近い」「いや、青春ドラマ寄りだ」「これ日常系じゃないだろ」と感じ方が変わる部分もあると思います。その点は参考程度に見てもらえると嬉しいです。

また、紹介するアニメの多くは主要なVOD(動画配信サービス)で視聴できます。下におすすめのサブスクをまとめておきますので、気になった作品があればチェックしてみてください。

おすすめサブスク

日常系アニメ

mono(2025春)

©あfろ/芳文社・アニプレックス・ソワネ

 2025年春に放送されたアニメ『mono』は、『ゆるキャン△』の作者・あfろさん原作の4コマ漫画をもとに、スタジオ・ソワネが制作した青春日常系アニメです。
 物語は、廃部の危機にあった写真部と映画研究部が合併して生まれた「シネフォト研究部」を舞台に、高校生たちがカメラや映像を通して日常や自然の風景を切り取りながら成長していく様子が描かれています。
 放送前から「ゆるキャン△を思わせる穏やかな雰囲気」「映像美と原作再現度の高さ」がネットで話題となり、放送後はキャラクター同士の落ち着いたやり取りや風景描写の心地よさが「日常系アニメならではの魅力」として多くの視聴者に支持されました。

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ひびは過ぎれど飯うまし(2025春)

©ひびめし製作委員会

 2025年春放送のアニメ『日々は過ぎれど飯うまし』は、P.A.WORKSが制作したオリジナルテレビアニメです。
 料理好きだけど人と話すのが苦手な大学生・河合まこが、小学校の同級生・しのんと大学で再会し「食文化研究部」へ入部するところから物語は始まります。活動実績を示すために仲間と料理や外食に挑戦する中で、クレアやつつじ、ななといった個性豊かな部員たちと打ち解け、少しずつ食の楽しさと人とのつながりを広げていく姿が描かれます。
 のんびりした空気の中、キャラクター達のちょっとしたしぐさや内面の不器用さ、料理が出来上がる時のわくわく感が心に響く、食べ物と友情が温かく描かれた日常系アニメです。

日々は過ぎれど飯うまし 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
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空色ユーティリティ(2025冬)

©空色ユーティリティ

 2025年冬に放送された『空色ユーティリティ』は、Yostar Picturesが手がけたオリジナル“ゴルフ×日常”アニメです。
 ゲームのサービス終了をきっかけに「自分の特別を見つけたい」と思った女子高生・青羽美波が、ゴルフ経験者の茜遥やしっかり者の星見彩花と出会い、初心者ながらもゴルフの世界に飛び込んでいく物語が描かれます。スポ根的な激しさではなく、部活のようにゆるやかで和やかな時間が流れ、少しずつ成長していく美波の姿や3人の掛け合いの可愛さが魅力です。
 SNSでは「ゴルフの描写が分かりやすい」「爽やかな作画と背景が美しい」と好評を集め、日常系アニメとしての心地よさと同時に、ゴルフ入門のとっかかりとしても楽しめる作品となりました。

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Amazon.co.jp: 空色ユーティリティ BD1(特典なし) : 高木美佑, 天海由梨奈, 後藤彩佐, 花守ゆみり, 井上和彦: DVD

ざつ旅 -That’s Journey-(2025春)

©石坂ケンタ/KADOKAWA/「ざつ旅」製作委員会

 2025年春に放送されたアニメ『ざつ旅-That’s Journey-』は、石坂ケンタさん原作の旅漫画をもとにマカリアが制作した日常系作品です。
 主人公の漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちかが「どこか旅に出たい」という思いつきでアンケートを取ったことをきっかけに──予定も準備も“ざつ”(雑)な旅に出ることを決意します。旅先では一人でふらっと訪れたり、高校時代からの親友・蓮沼暦や後輩の鵜木ゆいと旅をしたりしながら、美しい風景や地元の味、お店、小さな発見を楽しむ日々が描かれます。
 キャラクターたちは不器用だけど愛嬌があって、ちかの迷いや躊躇、暦の気遣い、ゆいの好奇心など“旅”という非日常の中で交わる「普段の表情」が温かく、日常系アニメとしての心地よさとほっこり感が見どころです。

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フードコートで、また明日。(2025夏)

©2024 成家慎一郎/KADOKAWA/フードコートで、また明日。製作委員会

 『フードコートで、また明日。』は、成家慎一郎さん原作の漫画をもとに、Atelier Pontdarcが制作した日常系アニメで、2025年夏に全6話が放送されました。
 ショッピングセンターのフードコートで、別々の高校に通う“ぼっち”の女子高生・和田と山本が放課後ほぼ毎日顔を合わせ、特別な目的もなく、ただただくだらない話をしたり、お互いの本音を漏らしたり、笑ったり涙したりしながら友情を育んでいく物語です。山本はギャル風で周囲に恐れられがちですが、照れ屋で家族思いな一面があり、和田の静かな気配りとずれ合いながらも補いあう関係が可愛らしく描かれています。「何もしない時間」の尊さを感じさせてくれる、心にじわっと染みるタイプの日常アニメです。

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日常+α

アポカリプスホテル(2025春)

©アポカリプスホテル製作委員会

 2025年春放送のオリジナルアニメ『アポカリプスホテル』は、CyberAgentとCygamesPicturesの共同企画で制作されました。
 銀座のホテル「銀河楼(ぎんがろう)」を舞台に、人類がいなくなってから100年、ホテリエロボットのヤチヨと仲間たちが「オーナーの帰還」と「お客様」を待ち続ける物語です。
 ある日、地球外生命体が初めて訪れて以降、訪問客との文化の違いやもてなしの難しさを通じてロボットキャラたちの成長やほのかな友情、不器用で真面目なヤチヨの奮闘ぶりが描かれます。ロボットならではの真摯さと宇宙人との触れ合い、日常の中のユーモアや優しさが見どころで、キャラクターの可愛らしさとSF要素のバランスが絶妙な作品です。

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瑠璃の宝石(2025夏)

©2025 渋谷圭一郎/KADOKAWA/「瑠璃の宝石」製作委員会

 2025年夏放送の『瑠璃の宝石』は、渋谷圭一郎原作、スタジオバインド制作による“鉱物探し×癒しの日常”アニメです。
 キラキラしたものが大好きな女子高生・谷川瑠璃は、雑貨屋で見た水晶に心を奪われ、祖父が採取していた山へ向かいます。そこで大学院生の荒砥凪と出会い、共に鉱物採集に挑戦する中で自然の美しさや鉱物学の世界に触れていくことに。山道を歩き、水辺でガーネットを探し、時には顕微鏡で小さな鉱物を覗く――“探す喜び”と“発見の瞬間”が瑞々しく描かれており、瑠璃の純粋な憧れや凪の知的な優しさがキャラクターのほのかな可愛らしさを強調しています。

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忍者と殺し屋のふたりぐらし(2025春)

© ハンバーガー/KADOKAWA/にんころ製作委員会

 2025年春放送のアニメ『忍者と殺し屋のふたりぐらし』(略称「にんころ」)は、漫画家ハンバーガー原作、制作:シャフトによる“異色の同居コメディ”です。
 里を抜け出したくノ一・さとこは、街で倒れていたところをこのはに助けられますが、このはは実はランキング下位の女子高生殺し屋。追手が迫る中、さとこは忍術でこのはをサポートし、このははさとこを守る、という危なっかしいけれど心地よい共同生活が始まります。不器用で天然なさとこの純粋さと、クールでミステリアスなこのはとのギャップが可愛らしく、笑いと緊張のバランスが取れた作品です。

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阿波連さんははかれない Season2(2025夏)

©水あさと/集英社・BILIBILI

 2025年春に放送された『阿波連さんははかれない Season2』は、水あさと原作、FelixFilm制作の青春ラブコメで、前作からさらに関係が深まった阿波連れいなとライドウの日常を描きます。
 Season1では「遠すぎたり近すぎたり」な距離感に戸惑いながらも心を通わせた二人が、今作では新しいクラスメイトや教師の登場でますます揺れ動くことに。不器用ながらも可愛らしい阿波連さんの一面や、ライドウの真っ直ぐな優しさに加え、周囲を巻き込んだコミカルな掛け合いが魅力です。前作を観ていたファンからは「二人の進展が尊い」「癒やし度が増した」と好評で、シリーズとしての成長を感じさせるSeason2となりました。

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スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ~そのに~(2025春)

©森田季節・SBクリエイティブ/喫茶魔女の家

 2025年春放送の『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ~そのに~』は、原作・森田季節、制作:テディーによるファンタジー・日常系アニメの第2期です。
 前世で過労死し、不老不死の魔女となったアズサは、異世界でのんびりスローライフを送ることを願っていたものの、300年スライム退治を続けた結果いつの間にかレベルMAX=世界最強になっていました。静かな高原の家にドラゴン娘やスライムの精霊、エルフに幽霊などさまざまな“娘たち”が訪れ、彼女たちの悩みや事情を見過ごせないアズサは家族のように迎え入れ、賑やかな日々を紡ぎます。SFや剣と魔法の激しい戦いではなく、異世界に根ざした“ほのぼの日常”と優しい世界観が心地よい作品です。

https://amzn.to/3K9xcF0

CITY THE ANIMATION(2025夏)(Amazonプライム独占)

©あらゐけいいち・講談社/CITY THE ANIMATION 製作委員会

 2025年7月に放送開始された『CITY THE ANIMATION』は、原作者・あらゐけいいちさん漫画『CITY』(講談社「モーニング」連載)をもとに、京都アニメーションが制作を担当した青春コメディです。(Amazonプライム独占)
 主人公の南雲美鳥とその後輩にーくら、友人の泉わこらが、アルバイトや家賃トラブル、ちょっと変わった街の住人との交流など“予測不能な日常”を送る様子が描かれます。軽妙なギャグ、少し切ないエピソード、キャラクターのゆるい掛け合いや日常の楽しみが詰まっていて、可愛らしさと温かさが魅力です。

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まとめ

2025年は、日常のささやかな出来事や人とのつながりを描いたアニメが数多く登場し、視聴者の心を和ませてくれています。穏やかな時間の流れを楽しめるものから、笑いやユーモアを交えた作品まで幅広く展開され、SNSでも映像美やキャラクターの可愛さが話題になっています。まだ放送が続いている作品も多く、これから先にどんな新しい日常系アニメが生まれるのかも楽しみのひとつです。2025年を通して、日常をテーマにした作品が多くの人の暮らしに寄り添っていることを実感できる年になりそうです。

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